九州の福岡県ではWEB3と地方創生の絡んだ事例が増加してきています!
国内の46道府県でWEB3×地方創生の事例が増えてきており、面白い事例も多いです。
そこで今回は福岡県のWEB3×地方創生事例について紹介していきます!
福岡県のWEB3事例①:JR九州NFT
2023年7月よりJR九州は、「JR九州NFT」の取り組みを開始しました。
このJR九州NFTは、ユーザーに新しい価値や九州の楽しみ方を提案するプロジェクトです。
NFTの使われ方としてよくあるコレクションや売買のためのコンテンツという利用だけでなく、駅や列車・バス等の交通関連に加え、商業・宿泊施設の利用に対してもNFTを配布するようです。
第一弾は、西九州新幹線かもめから国鉄色485系までの列車をNFTとして提供されます。
運営元 | JR九州NFT |
公式サイト | https://nft.jrkyushu.co.jp/ https://www.jrkyushu.co.jp/ |
福岡県のWEB3事例②:福岡ソフトバンクホークス公式NFT
2022年6月より福岡ソフトバンクホークスはオリジナルNFTサービス「タカコレNEXT」の提供を開始しました。
タカコレNEXTは、ホークスの選手肖像を活用したNFTとなっており、臨場感溢れる試合での写真や公式ならではのオフショットを使ったNFTが展開されています。
またNFTは、3DViewerで360度体験できるようになっています。
運営元 | 福岡ソフトバンクホークス |
公式サイト | https://next.takacolle.softbankhawks.co.jp/ |
福岡県のWEB3事例③:FUKUOKA Web3.0 EVENTS
2023年6月に福岡市はFracton Ventures株式会社とともに福岡市内におけるWeb3.0の機運醸成及び福岡市からのプレイヤー創出の取り組み「FUKUOKA WEB3.0 EVENTS」を開始しました。
この取り組みでは、2023年7月20日にWeb3.0領域の最前線で活動している方々から生の声を聞く「Web3.0 Town Hall」と、DAOを基礎から学び体験する「FUKUOKA DAO CAMP」を開催するというものです。
運営元 | 福岡県福岡市 Fracton Ventures株式会社 |
公式サイト | https://www.city.fukuoka.lg.jp/ https://fracton.ventures/ |
福岡県のWEB3事例④:アビスパ福岡|Avispa Fukuoka Sports Innovation DAO
2023年2月よりサッカーチームのアビスパ福岡は「Avispa Fukuoka Sports Innovation DAO」を開始しました。
このDAOに関しては日本のスポーツチーム初の取り組みとなります。
このAvispa DAOでは、DAOのメンバーが優先的に手に入れることデジタルアイテム「Avispa Supporters NFT」の発行、チームとトークンホルダーが一緒になって若手の育成を考える「Avispa Global academy プロジェクト」、スタジアムでの特別体験を演出する「スタジアム感動体験創出プロジェクト」、福岡のまちづくりに貢献する「地域貢献・課題解決プロジェクト」の実施等を行います。
2023年9月時点でのメンバー数は「2,311人」と多くの方が参加されています。
運営元 | アビスパ福岡 FiNANCiE |
公式サイト | https://www.avispa.co.jp/ https://www.avispa.co.jp/avispadao/ https://financie.jp/users/Avispa_Fukuoka |
公式SNS | https://twitter.com/Avispa_DAO |
福岡県のWEB3事例⑤:ふるさと納税「JUNKeeeeSコラボ」
2023年9月より福岡県朝倉市は、NFTプロジェクト「JUNKeeeeS」とのコラボNFTアートをふるさと納税の返礼品として取り扱いを始めました。
朝倉市には2023年よりシティプロモーション課が新設され、今回の取り組みではふるさと納税とシティプロモーションの両方を図るものとなっています。
NFTアートは、朝倉市の名所を描いたものとJUNKeeeeSのコラボとなっており、1点もののアートが100点限定となっています。
運営元 | 福岡県朝倉市 JUNKeeeeS 一般社団法人北九州NFTネクサス |
公式サイト | https://www.city.asakura.lg.jp/www/index.html https://junkeeees.art/ https://www.kitakyushu-nft.com/ |
福岡県のWEB3事例⑥:ふるさと納税「マンホールデザインNFT」
2023年4月より福岡県遠賀郡岡垣町は、NFTコミュニティ「Big Hat Monkeys」とのコラボによるオリジナルNFT「マンホールデザインNFTアート」をふるさと納税の返礼品として取り扱いを開始しました。
このNFTは100件限定で、1件あたり20,000円の寄付金額となっています。
また、北九州市においても同様の「デザインマンホールNFT」の取り組みが行われています。
こちらは限定100点で、1件あたり5,000円の寄付金額となっています。
運営元 | 福岡県遠賀郡岡垣町 福岡県北九州市 Big Hat Monkeys 一般社団法人北九州NFTネクサス |
公式サイト | http://www.town.okagaki.lg.jp/ https://www.city.kitakyushu.lg.jp/index.html https://twitter.com/BigHatMonkeys |
福岡県のWEB3事例⑦:otonari福岡SUNS
2023年7月、アメリカンフットボールチームのotonari福岡SUNSは、2023年度のリーグ戦登録選手と福岡SUNSチアリーダーズのNFTカード”第一弾”が始まりました。
このNFTカードは期間限定で無料配布され、それ以降は有料での販売となリます。
今回のNFTカードは、「試合来場者限定NFT」「各試合後SNSにて配布NFT」「シーズン終了後配布NFT」と3つあり、物販にてNFTおまけ付きのグッズも販売されます。
運営元 | otonari福岡SUNS SUSHI TOP MARKETING株式会社 |
公式サイト | https://fukuoka-suns.net/ https://www.sushitopmarketing.com/ |
福岡県のWEB3事例⑧:秋月藩400年記念「城下町NFTプロジェクト」
SEED hair designは、福岡県朝倉市秋月の記念イベントの一環として、秋月藩400年記念公式ロゴマークと秋月非公式キャラクター「秋月うずらくん」との城下町NFTを発行しています。
城下町NFTは、2023年12月末まで限定400枚の配布となっています。
秋月の施設・店舗等の場所に設置されたQRコードからNFTは簡単に取得することが出来ます。
このNFTは「秋月に来た」という証明になり、お思い出となる新しい形のお土産になります。
運営元 | SEED hair design 九州NFTラボ |
公式サイト | https://beauty.hotpepper.jp/slnH000479648/ https://kyushunftlab.com/ |
福岡県のWEB3事例⑨:柳川市 体験型NFT「KOKYO NFT」
博報堂とJALが共同で行う体験型NFT「KOKYO NFT」の第二弾が2024年の3月より発売されます。
柳川市でサムライ体験や武家屋敷に宿泊ができる「Samurai Family NFT」を販売予定です。
NFT購入者は旧柳川藩主「立花家」が運営する屋敷「御花」のホテルの宿泊や甲冑を着たサムライ体験をすることが出来ます。
また、立花家のSamurai Familyとして、立花家のお盆やお正月などのプライベート行事に特別に参加できるといった権利を受け取ることができます。
運営元 | 日本航空株式会社 博報堂 柳川藩主立花邸 御花 公益財団法人 立花家史料館 |
公式サイト | https://kokyo-nft.jp/samurai-family |
福岡県のWEB3事例⑩:飯塚市 ブロックチェーン都市宣言
福岡県の中心に位置する人口約13万人弱のまち、飯塚市は2021年11月に開催された福岡ブロックチェーンフォーラムにて「飯塚市ブロックチェーン推進宣言」を発表しました。
飯塚市はかつて石炭採掘のまちとして日本の高度成長に貢献しましたが、炭鉱閉山後には産業構造の変革として、情報産業としを目指して産官学が連携した新産業創出などを実施しした実績があります。
同時期にブロックチェーンを活用した取り組みが盛んになってきたことや、福岡県が”Team Fukuoka“と呼ばれる国際金融機能誘致を掲げた取り組みの中にフィンテックが盛り込まれていたことから、ブロックチェーン集積は企業誘致の核となり得るポテンシャルがありました。
以下のサイトより飯塚市のWEB3/ブロックチェーンに感するPoCや実証実験について詳しく見ることができます。
①:履修証明書電子発行の実証実験
九州工業大学、福岡県飯塚市、アイティフォー、chaintopeの4者は、ブロックチェーン技術を用いた履修証明書の電子発行に関する実証実験を開始しました。この実験は、chaintopeが開発した「Tapyrus」ブロックチェーンを活用し、九州工業大学の情報教育支援士養成講座の修了生に向けて電子証明書を発行するというものです。学生は、スマホアプリ「MY証明書」を通じて証明書を受け取り、飯塚市に電子的に提出できる仕組みです。
九州工業大学では、これまで紙に印刷した証明書を在学生や卒業生に提供していましたが、ペーパーレス化の推進や新型コロナウイルスの影響で、非接触・非対面の方法が重要視されています。また、「未来思考キャンパス構想」の一環として、証明書の電子化も検討されてきました。この背景から、まずは情報工学部の情報教育支援士養成講座の修了生に対する履修証明書の電子交付を対象に、実証実験を実施することが決まりました。
この取り組みは、電子証明書が従来の紙の証明書に代わる安全で効率的な方法であることを証明し、将来的にはより多くの証明書の電子化や、行政サービスへの応用が期待されています。
②住民票・所得証明書の電子交付実証実験
福岡県飯塚市は、ブロックチェーン技術を使って、住民票や所得証明書の電子交付に挑戦しました。
この取り組みで飯塚市は産学官の連携で、紙を使わずデジタルで証明書の発行から提出まで完結させる仕組みを実証実験しました。実験では、それぞれ令和2年度に住民票、令和4年度には所得証明書での実施されました。特に所得証明書の実験では、マイナンバーカードで本人確認を行い、データの改ざんや不正を防ぐため、認証局を通じた厳重なセキュリティを確保。データは暗号化されて送信され、信頼性が担保されました。この社会実験から電子交付が安全かつ効率的に行えることが証明され、他の自治体でも広がる可能性が期待されています。
福岡県のWEB3事例⑪:NFT版九州スマホ御城印:小倉城・福岡城
福岡観光コンベンションビューローは、小倉城・福岡城・そして長崎県にある島原城の3城合同企画として、「NFT版九州スマホ御城印」を販売します。ブロックチェーン技術を活用し、デジタル上で唯一性を持つ「御城印」が発行され、スマホでQRコードを読み取るだけで取得可能です。各城の御城印には日付データが付与され、個人情報の入力は不要で簡単に保管できます。
さらに、購入者には各城で限定ステッカーやポストカードのプレゼント、飲食店でのサービスなど、さまざまな特典を受けられるメリットもあります。NFT購入を通じて、観光客には特典を楽しみながら周遊する新しい体験が提供されます。
この企画は2024年10月5日から10月20日まで、1枚500円で各城300枚限定で販売されます。NFT版御城印は今回限りの限定版で、九州内のお城を巡る新しい観光体験を提供します。
福岡県のWEB3事例⑫:大相撲×御朱印NFT
メディアエクイティ株式会社は、日本初となるNFT付き「資産性御朱印」を大相撲九州場所で限定販売します。この御朱印は福岡県の鳥飼八幡宮が発行するもので、3色(黄・青・紫)各50枚、合計150枚限定です。各御朱印には唯一の番号が付され、全体で150枚のみの限定アイテムとして提供されます。価格は、1万円~3万円で設定され、希少性の高いコレクター向けの商品となっています。
販売場所は大相撲九州場所の福岡市ブースで、販売期間は2024年11月10日から24日まで。購入者には伝統的な御朱印の魅力と、コレクターズアイテムとしての価値が提供され、観光庁の推進する「インバウンド消費の拡大」施策の一環として、海外からの観光客にもアピールする内容となっています。
運営元 | メディアエクイティ株式会社 鳥飼八幡宮 福岡観光コンベンションビューロー |
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福岡県のWEB3・NFT活用事例 まとめ
以上が福岡県で行われているWEB3・NFT活用事例でした!
福岡県ではアメフト、野球、サッカーなどのスポーツが盛んなことを活かした事例が多かったように思います!
原因を解消するものとしてWEB3・NFTを活用している自治体も多いですが、福岡県のように長所をさらに伸ばすために活用するという方法もありますね!
いろんな取り組み方があるので、今後も事例が増えて地方創生が盛り上がれば良いなと思います!