昨今様々な自治体でWEB3・NFTの技術が活用され、地方創生や町おこしなど地方ならではの新しい取り組みが増えています。
この記事では宮城県におけるWEB3・NFTが活用された地域独自の取り組み5つと宮城県の有名なものから考えるNFT・WEB3の活用方法について紹介します!
こちらの宮城県のWEB3事例の記事は事例が増えるたびに随時更新してきますので、ブックマークをしておくと後から見返すことが出来て便利です!
宮城県では、震災から生まれたプロジェクトなどに対してWEB3の技術が活用されているケースがいくつかあり、様々な物語がプロジェクトに隠されているものが多いです!
それでは宮城県のWEB3・NFT活用事例を見ていきましょう!
宮城県WEB3事例①:ベガコレ|ベガルタ仙台公式NFT
宮城県仙台を本拠地とするプロサッカークラブのベガルタ仙台は、LINE NFTにて「ベガコレ(MY VEGALTA COLLECTION)」を展開しています。
ベガコレには、ゴールの瞬間や選手の個人技が光る瞬間、選手やベガッ太&ルターナに日常のオフショットなどここだけの画像がNFTとして取り扱われています。
自分のコレクションとして集めるだけなく、友人や他のサポーターと交換したりなど様々な形でベガルタ仙台の思い出を楽しみ・共有することができます。
運営元 | ベガルタ仙台 LINE NFT |
公式サイト | https://mvc.vegalta.co.jp/ https://www.vegalta.co.jp/ https://nft.line.me/ |
宮城県WEB3事例②:MIYAGIふるさとクエスト
MIYAGIふるさと共創組合は、地域資源を活用したビジネス創出・コミュニティづくりの場としてFiNANCiEを活用して「MIYAGIふるさとクエスト」プロジェクトを2023年11月より開始しました。
MIYAGIふるさとクエストは、実際に宮城県に足を運ぶきっかけを提供し、様々な形でむらびと体験を楽しんでもらうことを目的とするプロジェクトです。
第1弾では、宮城県栗原市にて活動している「一般社団法人くりはらツーリズムネットワーク」とともに古民家改修や体験プログラムなど新しい村人体験にチャレンジしています。
初回限定販売では、「MIYAGIふるさと村」の住民の証となる村人NFTが付与されます。
運営元 | MIYAGIふるさと共創組合 株式会社フィナンシェ |
公式サイト | https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/nariwai/release20230608.html https://financie.jp/users/miyagifurusato |
宮城県WEB3事例③:おのくんNFT
東日本大震災後に宮城県東松島市”小野駅前応急仮設住宅”で誕生したソックスモンキーキャラクター「おのくん」。
2022年7月にこのおのくんを用いた「おのくんアートNFTプロジェクト」が開始されました。
このプロジェクトは、もともと東松島のお母さん達が靴下から1つ1つ手作りでぬいぐるみを作り、その1つ1つのおのくんの里親を募集していた取り組みの一部を代替し、アートNFTを用いて里親を募集していくというものです。
このプロジェクトでは、おのくんアートNFTを通して世界中でおのくんの里親募集が可能になり、おのくんに込められた思いや生き様を世代・時代を超えてつないで行くことを目指しています。
公式サイトやTwitterにておのくんに込められた思いや誕生秘話など詳しく知ることが出来ますので是非ご覧ください。
現在おのくんNFTはOpenSeaにて購入することができます。
宮城県WEB3事例④:Local Samuraiプロジェクト
2022年3月東北発ベンチャー企業の株式会社エニバがNFTを活用して地方創生を推し進めることを目指す「Local Samuraiプロジェクト」を開始しました。
プロジェクトの初陣(第一弾)では、岩手・宮城・福島をモデルにした3種類のNFTアートの販売を行い、これらの売上金は東日本大震災の復興支援の恩返しとしてウクライナへ全額寄付されました。
Local Samuraiプロジェクトは、過去から現代にタイムスリップしてきた侍が地方の過疎化問題に出会い、地方創生を推し進めるというコンセプトになっています。
Local Samuraiプロジェクトを通して、地方創生への関心向上による関係人口の増加を目指し、中長期的には現実世界で活用し地方創生を推し進めていきます。
現在Local SamuraiプロジェクトはOpenSeaにて取り扱われています。
運営元 | 株式会社エニバ |
公式サイト | https://anyba.jp/ |
SNSリンク | https://twitter.com/samurai_local |
宮城県WEB3事例⑤:「海岸線の美術館」巨大壁画の分割NFT
2023年3月に宮城県石巻市雄勝町の「海岸線の美術館」は、美術館の巨大壁画を分割した壁画1カベNFTをAstar Network上で発行しました。
この1カベNFTは、美術館のパトロンになる権利「1カベパトロン」として販売し、雄勝町の活性化を創造していきます。
1カベパトロンの販売収益は、次の壁画制作と美術館の運営に充てられていきます。
もともと海岸線の美術館自体は、2011年に発生した東日本大震災後に雄勝町の海岸線を囲うように建設された巨大な防波堤の壁面に巨大壁画を描いていくアートプロジェクトです。2023年3月までには2作品ほど描かれており、2022年8月にはクラウドファンディングを行っており第一作に128カベ分の支援が集まりました。
運営元 | 一般社団人SEAWALL CLUB 株式会社博報堂キースリー 株式会社Virtual Base Astar Network |
公式サイト | https://key3.co.jp/ https://virtualbase.jp/ https://astar.network/ |
宮城県WEB3事例⑥:仙台市「Web3規制改革案」
2022年10月19日、国家戦略特区の宮城県仙台市は、WEB3に関連する3つの規制改革パッケージを日本政府に提案しました。
- トークンに係る税務・会計基準の明確化
- DAOの法制化及び既存規制の緩和
- 投資ビークルの規制緩和
この提案で仙台市は、ガバナンストークン の取得や保有を一定の条件で認める条項やDAOの規制緩和、納税基準の明確を要求しました。
現在の国内を取り巻くWEB3領域におけるボトルネックとなっている規制を緩和することで、日本でのWEB3における新たなビジネスチャンスの創出を図っていきます。
提案内容の詳細に関してはこちらをご覧ください。
運営元 | 仙台特区 |
公式サイト | https://sendai-tokku.jp/ |
宮城県WEB3事例⑦:仙台市トークン活用実証実験「番ぶら3.0デジタルスタンプラリー」
仙台市×東北大学スマートフロンティア協議会では、先端的サービスを活用したまちの活性化・回遊促進の実証を目的として2024年2月1日より仙台市内の商店街において、トークンを活用したWeb3.0型デジタルスタンプラリーを開催予定です。
このスタンプラリーは、加盟店でデジタルスタンプを5個集めると、200トークンが獲得することができます。
それ以外に参加者全員のスタンプ獲得総数や友達への紹介等の状況に応じてボーナストークンを得ることができます。
貯めたトークンは、1トークン=1ポイントとして交換可能で、1ポイントは参加店で1円分として利用することができます。
またこの実証実験は内閣府のWeb3.0に関する規制改革提案に採択されており、スタンプラリーの結果をもとに他地域へのモデル展開やステーブルコインに関する制度整備に向けた検討が行われる予定となっています。
運営元 | 仙台市 |
公式サイト | https://banbura.sendai3.shop/ |
宮城県の有名なものから考えるNFT・WEB3の活用方法
宮城県ならではのNFT・WEB3技術を活用した事例を紹介してきました。
ここからは”WEB3地方創生ねっと”として宮城県には他にどのような可能性があるのかというのを、宮城県の有名なものから考えていきます!
是非皆様も宮城県のどのようなものとNFT・WEB3技術を絡ませると良いか・面白いかというのを一緒に考えてみてください!
宮城県の有名なものベスト10
「47都道府県の魅力」を参考に、宮城県の有名なものランキング1位〜10位のものからNFT・WEB3の活用方法を考えていきます!
ランキング1位〜10位
- 1位:牛タン
- 2位:松島
- 3位:伊達政宗
- 4位:笹かまぼこ
- 5位:萩の月
- 6位:ずんだ(ずんだ餅)
- 7位:サンドウィッチマン
- 8位:牡蠣
- 9位:仙台城(青葉城)
- 10位:仙台七夕まつり
宮城県の有名なもの第3位:伊達政宗✖️NFT・WEB3
宮城県そして仙台といえば、独眼龍で有名な最強の武将「伊達政宗」を思う浮かべる方が多いのではないでしょうか。
伊達政宗は、戦国末期から江戸初期の武将であり、仙台藩祖となり仙台の地を納めていました。
そんな伊達政宗にNFT・WEB3技術を絡めるとしたらどのようなものが良いでしょうか!
伊達政宗を選択した理由としては、歴史上の人物は、著作権・肖像権・商標権の観点で問題なく使えることがほとんどなので多少無茶なものでも実際に事業化される可能性はあるのではと思った為です!
私たちが考えてみた方法としては、NFTに加えてAI技術という最新の技術2つを絡ませるものです!
考えたものは、昨今流行のAiによる学習機能を利用し、各々が話しかけて育てることができる「自分だけの伊達政宗」です!
AIによって自分の伊達政宗がどんどん賢くなっていき、人によってはSNSでバズるようなものになる可能性があると思います!
そこで、自分の伊達政宗を他と識別したり、他者に権利を譲れるようにNFTを活用していきます。
メディアパートナーである山形県西川町などでは、AIを活用した地元の方言を覚えさせるという活用方法をしておりました。
そこから着想を得て、自分だけの伊達政宗を育て上げるという方向でNFT等の技術を活用できるではと考えてみました。
是非皆様も伊達政宗にNFT・WEB3技術を活用するのであればどのような方法が良いかを考えてみてください!
宮城県の有名なもの第5位・第6位:萩の月・ずんだ餅✖️NFT・WEB3
宮城県のお土産として多くのかたが思い浮かぶのが、「萩の月」や「ずんだ餅」ではないでしょうか。
そんな萩の月やずんだ餅など宮城県ならではのお土産かつスイーツにNFT・WEB3技術を絡める方法を考えてみたいと思います!
前項での伊達政宗では少し飛躍したものかもしれませんが、今回はより現実的な方向性を考えています!
1つ目は、NFTアートを活用した自分だけのオリジナルパッケージです!
様々な萩の月やずんだ餅を用いたアートを作成&NFT化し、それらを購入した人だけが自分だけのオリジナルパッケージで楽しむことが出来るというものです。
オリジナルパッケージを楽しんだ後でも、その記録はNFTとしてしっかり残り続けますし、今後も購入可能にすることでお菓子屋・お土産にとってはLTVの上昇に繋がる可能性もあります。
また、この方式であればふるさと納税と絡めたりなど様々なものとの連携可能性の高い汎用的なものとなるので、展開に期待することが出来ます。
是非皆様も宮城県名物である「萩の月」・「ずんだ餅」とNFT・WEB3技術の活用方法について考えてみてください!
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ここまで宮城県ならではのNFT・WEB3の活用事例に加え、有名なものから考える活用方法を紹介してきました!
記事をここまで読まれた方は、NFT・WEB3技術の活用方法に加えて、宮城県自体についても学ぶことが出来たかと思います!
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宮城県のWEB3・NFT活用事例 まとめ
ここまで宮城県におけるWEB3・NFTの活用事例を紹介してきました!
宮城県は、東日本大震災から生まれたプロジェクト・事業とWEB3技術を合わせて使っており、地域勃興・地方創生として非常に参考になる事例が多くあります。
今回紹介したような事例が増えていき、WEB3・NFT技術が社会を支えるようになり地方創生に活用される取り組みが増えると非常に嬉しく思います。
WEB3・NFT技術によって様々な地方創生プロジェクトに参加することが出来ますので是非この記事を見てくださっている皆様にも、何かしらの取り組みに参加していただければと思います。