【ローカル線×NFT】地域資源と最先端技術の活用|Kasai GOで兵庫県加西市から地域に光を当てる

デジタル・地域資源・DAOやふるさと納税をフルに活用した取り組みで、地方の衰退から脱却を狙う兵庫県加西市の地域部観光課に勤めている阿部裕彦さんにインタビューさせていただきました!

ふるさと納税NFTや地域資源であるローカル線×NFTを活用した「Kasai GO」からどんな未来を描くのか、今の地方の状況をどう見ているのか、最先端の技術を今後どう活用していくのかを聞いていきます!

目次

加西市で実施しているNFT・WEB3の取り組み

ーーー(編集部)本日はよろしくお願いします!まずは加西市について教えてください!

阿部さん

兵庫県加西市は人口約4万人で市の特徴を一言で表すと「物づくりのまち」だと思います!ふるさと納税でも広く知られていますが、一次産業がとても盛んなまちです!
鶉野飛行場という観光名所や、気球を飛ばすこともあり「空・平和」をテーマにしたまちでもあります!

参考:Soraかさい

ーーー(編集部)加西市で行っている、または行ったNFT・WEB3の取り組みについて教えてください!

阿部さん

加西市ではやしろあずきさんとコラボしたNFTふるさと納税の返礼品づくりや、加西市の地域資源である鉄道とNFTというデジタルを掛け合わせたKasai GOなどを運営しています。

ーーー(編集部)Kasai GOとはいったいどんな取り組みですか?

阿部さん

Kasai GOはDAOというよりかは、NFTを活用したデジタルの界隈の人材の確保・関係性を構築する目的で運営しています。
地域IP×デジタル(NFT)を利用しつつ、若い人も巻き込んでまちづくりをしていければと思っています。
デジタル住民票NFTなどをイメージすると分かりやすいと思います。

兵庫県加西市のローカル線

加西市がNFTやWEB3に目をつけた背景

ーーー(編集部)ローカル線はまさに地方ならではの資源ですね!Kasai GOを実行しようと思ったきっかけを教えてください!

阿部さん

これはKasai GOとふるさと納税両方に当てはまるのですが…
昨今日本全体で経済力が低下している中、特に地方に行けば行くほどそれが顕著に現れています。
また、行政が取り組む事業はその多くが、それぞれの地方にあったまちづくりではなく、日本全体で画一的なものになっていると感じます。

参考:Soraかさい

ーーー(編集部)確かに最近日本の経済力はみるみる低下していると思います。しかしそれとKasai GOはどのようにつながってくるのですか?

阿部さん

地方の問題というのは単にお金だけではありません。人口、もっというと地域づくりに関わる人をいかに増やしていくかが課題なんです。
その課題を解消するためには、いかに様々な方と関係を築く(関係人口)というのが重要になってきます。

阿部さん

関係人口の間口をいかに広げるかですが、これはまちに実際に来なくても一瞬で関わることができるデジタルの利便性を使用することで解消することができます。
経済力とデジタルの利便性を兼ね備えたものとして、デジタル住民票NFTやDAOという形態に目をつけた。というわけです!

NFTやWEB3は役所内でどう評価されているのか

ーーー(編集部)NFTやWEB3、DAOはまだ日本全体では浸透しきっていません。職員さんの中で阿部さんと同じような知見を持っている方などはいらっしゃいましたか?

阿部さん

正直なことを言うとあまりいませんでした。
実はこの取り組みもデジタル庁からの交付金を活用しているので、反対意見などもあまり出てきません。

ーーー(編集部)なるほど、やはりまだ全体的に詳しい方が少数なんですね。では実際にKasai GOをやるとなった時に、皆さんにどのような説明をされたのですか?

阿部さん

そもそもですが、デジタルの使い方をちゃんと理解した上で活用するスキルを持った人材は職員の中でも少ないです。
最近は行政でDX化と言いますが、これはいかに行政サービスを効率化するかということに考えが偏りがちで、事業展開も多くがそれを目指しているためデジタル導入に固執する傾向があります。
効率化は大事ですが、一方でデジタルというのはいかに人を幸せにするツールであるかどうかを念頭にすることが大事だと考えています。

阿部さん

そういう意味では庁内ではデジタル化の主旨に賛成派という人も多いので、これといって特別な説明はしていません。

今後NFTやWEB3を地方自治体で活用するには

ーーー(編集部)実際にNFTふるさと納税をやってみて感じた課題や、今後の展望アイディアなどがあれば教えてください!

阿部さん

課題としてはっきり感じたのは、NFTふるさと納税といっても出せば寄付が増えるわけではありません。そのためNFT分野では特に若い人に刺さる地域資源を持っているところが自治体としては強いわけです。
他と差別化できるだけではなく、ちゃんと若者にも刺さる地域資源の活用方法を考えなければならないと思ってます!

ーーー(編集部)ではKasai GOはどうですか?課題や今後の動きについて話せる範囲で教えてください!

阿部さん

やはり先ほども言ったように特化型の地域資源を持っているところが何をするにも強いです。そこでDAOを絡めて何かしらの価値を築いていかなければ地域間の競争で負けてしまいます。
現段階ではまだ試運転中といった感じですが、今後はやはり日本全体を絡めて経済基盤を広げる一つのモデルとなるよう関係人口増にも繋げていくことが大事です!

ーーー(編集部)今まで2つの取り組みをされ、NFTやWEB3というのは地方創生に活用されていくと思いますか?

阿部さん

そうですね、回答が難しいですが…
国内ではデジタルを地域資源化するための法制度などの社会整備がなされていません。例えば行政がクリプトを保有することが現在の法律ではまず難しいです。
ですが、この部分が解決されれば、デジタル活用における地域経済活性化も日本国内の中での牌の取り合いではなく、世界からお金を引っ張ってくることが可能になり、地域分配も可能になると思っています。

阿部さん

なので、今後のそのデジタル経済の基盤が完成すると地域活性においてNFTやWEB3、DAOなどはかなり活用できると考えています!

ーーー(編集部)その他宣伝や伝えたいことがあればどうぞ!

阿部さん

最近では地域にある平和学習資源をデジタル化して学生さんにメタバースでの事前学習をしていただき、実際にその地へ足を運んでいただくというモデルを試みています。
ふるさと納税やKasai GO、メタバースでの事前学習などデジタルを活用して様々な方と繋がりたいと思っています!
ぜひ一度デジタルを利用して加西市に足を運んでみてください!

ーーー(編集部)本日はとても貴重なお話ありがとうございました!

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