【SAGOJOイベントレポート】日本初2地域連携プロジェクト!そと者とうち者の壁を無くし関係人口創出をNFTを通じて実現する。

株式会社SAGOJOは、北海道中標津町と和歌山県紀の川市と一緒に “すごい地域NFT「KIN-TOWN」” をリリースするにあたってオンラインでプロジェクト紹介を行いました。

すごい地域NFT「KIN-TOWN」に込められた想いや、NFTのデザイン、このプロジェクトをするにあたって一番達成したいことを関係各社様にインタビューしました!

参照:https://www.sagojo.link/sugoi-labo/show/221

イベントの概要もレポートとして掲載しているのでぜひ最後までご覧ください!

関係者さま一覧
  • 株式会社SAGOJO
  • KDDI株式会社
  • コワーキングスペースmilk
  • 株式会社CASE
  • 脚本家・演出家 館そらみ
  • アドバイザー イセオサム
目次

すごい地域NFT「KIN-TOWN」の詳細

参照:https://www.sagojo.link/sugoi-labo/show/221

今回KIN-TOWNで販売する2つの地域NFTは、北海道中標津町と和歌山県紀の川市のものとなっております。

2地域連携で全国のクリエイターや地域事業者とともに、地域の一次産業の課題解決と「食育」に取り組むNFT関連プロジェクトは日本初となります!

株式会社CASE、コワーキングスペースmilk、脚本家・演出家 舘そらみ・アドバイザー イセオサム(敬称略)などが参画し、NFTにそこまで知識がないメンバーには、事前にオンラインでNFT講座を開催することで全員が同じ知識を共有することが可能となりプロジェクトの質が高まりました。

それではここからそれぞれの地域NFTの紹介になります。

最果ていきもの学校 漁師編(中標津町)

https://saihateikimono-school.studio.site/

中標津町の地域NFTは最果ていきもの学校の学生証です!emi tanajiさんがイラストを手がけており、3種類のNFTの中に特典が詰まっています。

最果ていきもの学校の最大の特徴は、学生証NFTの種類によって異なりますが、漁業体験ができたり、実際に魚が送られてくるなど豊富な特典です!
特典は以下の5つになります!

① Zoomで漁師から学ぶ講座を受講できる権利(2024年3-5月に計3回。60分程度。アーカイブ配信あり)
② 漁師のとった魚が送られてくる権利(2024年5月上旬予定。1回。一般的に流通しない魚、神経締めの魚、未利用品による加工品など ※プランによる)
③ 漁師の船に乗り漁業体験ができる権利(2024年6-8月予定。事前予約制。交通費・宿泊費は実費自己負担 ※プランによる)
④ チャットで漁師さんに質問できる権利(随時)
⑤ 現地に訪れた際に、漁師に会いにいける権利(随時・予約制)

引用元:https://saihateikimono-school.studio.site/

①Zoomで漁師さんから学ぶ講義を受講できる権利ですが、主に以下の3つを中継してくれます!

  1. 漁師さんの漁業をバーチャルで体験でき、加工場からも中継する
  2. 流通できず、捨てられてしまう魚の話を聞ける + 魚を捌いく姿を中継する
  3. 血抜きや神経じめなど、人間の技術力を見ることができる

以上の3つの工程を全て漁師団体「波心会」さんが中継してくれます!

<講義スケジュール>

3/24 (日) 第1回
4/14 (日) 第2回
5/12 (日) 第3回
各回16時~1時間ほどで終了(アーカイブ配信あり)

実際に漁業体験もできますし、漁師さんの取った魚が送られてくるなど現物でのプレゼントがあるのは大変嬉しい特典ですね!

<NFTの価格・種類>

  • 最果ていきもの学校 漁師編 学生証:2,980円
  • 最果ていきもの学校 漁師編 お魚付き学生証:8,480円
  • 最果ていきもの学校 漁師編 漁師体験&お魚付き学生証:24,980円

販売ページ:https://market.alpha-u.io/collections/nakashibetsu_sagojo

くだものおすそわけパスポート(紀の川市)

参照:https://kinokawa-osusowake.studio.site/

紀の川市の地域NFTはくだものおすそわけパスポートです!館そらみさんが手がけていて、こちらのNFTを購入すると未利用品くだものの「おすそわけ」の輪に入ることができます!

こちらのNFTも4つの嬉しい特典が詰まっておりますので、紹介します!

① おすそわけを受ける権利 ※計2回。北海道・沖縄・離島を除く国内発送限定/送料込
② 知人におすそわけを送る権利(特典1の代わりとして、1回分から権利の行使が可能)
③ 子どもたちにおすそわけをプレゼントする権利(特典1の代わりとして、1回分から権利の行使が可能)
④ 紀の川の「バーチャルご近所(ネイバーズ)」になれる権利

参考:https://kinokawa-osusowake.studio.site/

紀の川市の特徴として、大規模農家の少なさや多種類の果物をそれぞれ小規模で生産していることから未利用品やC品が発生してしまいます。

それを「おすそわけの輪」に入っている方に提供することでフードロス削減など、課題解決に取り組んでいます。

バーチャルご近所として、LINEのオープンチャットに参加することも可能ですので、困った時に助け合える関係人口の創出という課題を解決するプロジェクトです!

※現在「くだものおすそわけパスポート」は完売しておりますが、こちらから追加販売希望を出すことができますので、購入したい方は是非ご入力ください!

すごい地域NFT「KIN-TOWN」関係者様インタビュー

ここからは、イベント後に関係者様に取材させていただきました!

各関係者様の想いが綴られているので、ぜひ最後までご覧ください。

ーーー(編集部)北海道中標津町/和歌山県紀の川市とご一緒に取り組みをすることとなったきっかけ・背景を教えてください。

株式会社SAGOJO 取締役 スガタカシ様
弊社としては、KDDI との事業提携の可能性も見据え、地域NFTの企画・実装を行うことを検討していました。昨年夏頃にご一緒いただける地域を探し、5地域とそれぞれ打ち合わせを実施。その地域課題をヒアリングし、結果として、地域としての連携に対する前向きさや、地域事業者の繁忙時期などの事情も勘案して、紀の川、中標津での実施となりました!

参照:https://www.sagojo.link/sugoi-labo/show/225

ーーー(編集部)関係各者様それぞれの意見をお聞かせください。「KIN-TOWN」を通じて一番達成したいコトはなんですか?

KDDI株式会社様
NFTを媒介として「地域に関わりたい」という思いをつなぎ、関係人口化を促進することです。

株式会社CASE 二瓶直樹様
そと者とうち者という壁がなくなり、それぞれの分野でお互いを助け合える関係性をつくることが最大のミッションであると考えています。地方から人口減少が加速している中、ご近所付き合いを無視しては生きられない自体に直面する時が必ずきます。地方在中、都市部在住関係なく、互いに助け合い生きる構図を早めに実践する事例を増やしていきたいと考えています。

コワーキングスペースmilk 久保竜太郎様
地域との関わり方の新たな提案になればいいと思います。今世界中の観光地がコロナ禍をへて、コロナ以前の集客型観光から、地域住民に配慮した少数、高単価な観光への移行が進んでいます。地域の住民や事業者への配慮を考慮した観光コンテンツの開発という観点では、道東の地域は相当なポテンシャルがあると思います。
今回の企画のような、訪れる前のコミュニケーションを前提とした企画の設計に、NFTというデジタルな所有感が貢献できた、という結果が得られると、非常に面白いと思います。

クリエイティブディレクター 脚本家・演出家 舘そらみ様
地域の魅力や面白さがまず、地域外の人に伝わり笑顔になる。魅力が受け取られたことが地域の人に伝わりどんどん胸を張り、地域の個性を更に尖らしてほしい。その個性が更に地域外の人に伝わり循環し、両者が集う場所が刺激的な好奇心に溢れる場に育ってほしい。
刺激的な好奇心を持ち続けると、人は優しさや他者へのリスペクトを持つようになる。その優しさや他者へのリスペクトが、地域やプロジェクトを超えて、それぞれの日常の誰かに更に広がっていくことを目指しています。

株式会社SAGOJO 取締役 スガタカシ様
地域に経済的な循環と関係人口を(両立させながら)生んでいく起点となり、地域に関心ある個人にとっても、それが新しい継続的で持続可能性のある関わりとなります。NFTのもつ、そのような入り口としての可能性を、KIN-TOWN第一弾のプロジェクトを成功させることで、実証したいと考えています。

参照:https://www.sagojo.link/sugoi-labo/show/225

ーーー(編集部)他の[地方創生 x WEB3]との違い・強み、又は自信のある点を教えてください!

KDDI株式会社様
弊社のアセットであるαU walletやαU marketを活用したことです。αU walletやαU marketはシンプルで簡単な操作感で、はじめて暗号資産やNFTをご利用される方にも使いやすくなっています。今回のNFTは既にNFTに造詣のある方だけでなく、初めてNFTを持つ方にも地域とつながる体験をしていただきたいためこれらを活用しました。

アドバイザー イセオサム様
NFTプロジェクトにおいて大切な、地域の人とホルダーとの関係をつくり続けられるチームが強みだと思っています。

クリエイティブディレクター 脚本家・演出家 舘そらみ様
表層的なフードロスや食育に止まらず、「生きるとは何か」「どう生きたいか」を奥底のテーマとして設定していることです。地域課題をただ解決するのではなく、関わる全ての人にとっての「世界の見え方」をキャンバスととらえています。地域創生は、人が人や自分に向き合うところから始まると捉え設計しているところが、強みであり個性だと捉えています。

株式会社SAGOJO 取締役 スガタカシ様
これまで多くの地域活性化に、旅人というソトモノのネットワークによってかかわってきたSAGOJOだからこそできるソトモノの関わり方のプロデュースと、地域と共同事業を立ち上げるにあたってのクリエイターや旅人というソトモノ集団のチーム編成、地域事業者と一緒に走る中での譲るべき点、守らなくてはならない点の見極めです。

今回のプロジェクトにおいては、紀の川における「おすそわけの輪ををひろげる」というコンセプトや、中標津における「地域の生産者に対する関心・リスペクトの熱量の高い人を呼び込むための入り口としてのスクール」というコンセプトはそれぞれ、地域にとっても、ソトモノにとっても、どちらの視点からも意味のある芯が通ったプロジェクトとなったと考えています。

ーーー(編集部)「KIN-TOWN」を通じて活性化させた地域は、どのような地域になっていて欲しいですか?

KDDI株式会社様
これまで伝えきれていなかった地域の魅力を、地域の人自ら伝えることができるようになること。また、オンライン/オフライン問わず当該地域やそこに住む人のことを気にかける人が増えることです。

株式会社CASE 二瓶直樹様
地方、都市部関係なく依存しあう関係が育まれる場所になっていて欲しいと思います。
それは、そと者でも、うち者でも、気にかける相手であることにより同じ目線になり得ることを実証し提唱できる場所になればと考えています。

コワーキングスペースmilk 久保竜太郎様
中標津という町は100年前には誰も住んでいない原野でした。日本でもかなり最後の方に開拓に入った土地です。それがたった100年で2万人以上の人が住んで、空港もある町になり、「中標津モデル」という言葉が生まれるまでになりました。けど住んでみて、まだまだ開拓のしがいがある町だと思いますし、むしろ序章にすぎない、そんな予感がする町です。
最果ての地であらゆる最先端が生まれる町、そうなってほしいし、なると信じています。

クリエイティブディレクター 脚本家・演出家 舘そらみ様
今回の取り組みが霞むくらい、いろいろなチャレンジが気軽に発案され、実行できるような地域になっていて欲しいと思います。
数年後、何がきっかけでこんなに活性化したのか分からなくなるくらい、今回の取り組みが地域や地域の方の心に浸透するアイデンティティを渡せるものになっていればと思いますし、そのアイデンティティが、地域で色んなことを起こすエネルギー源になっていたらと思います。

株式会社SAGOJO 取締役 スガタカシ様
弊社としては当然、KIN-TOWNがその地域にとって継続的なものになり、経済性を含め、互いに意味を見出しながら継続的に共同していけることが1番です。しかし地域にとっての課題や必要なものは移ってゆくものなので、仮にそうならなくても、今回のプロジェクトが地域にとって新たな成功体験として記憶に残り、次のチャレンジに挑むためのきっかけになれば本望とも思います。
もう少し具体的には今回の取り組みを通じて、地域がソトモノを受け入れること、付き合うことのよいバランスを見出し、また、あらたなソトモノとの関わり方の模索に対して積極的な地域になってくれたらと願っています。
地域は、都市の人にとって魅力的に映る関わり代や課題に満ちているので。

みなさま素敵なご回答ありがとうございました!

最初に言いましたが、2地域連携で全国のクリエイターや地域事業者とともに、地域の一次産業の課題解決と「食育」に取り組むNFT関連プロジェクトは日本初となります!

皆さんも是非すごい地域NFT「KIN-TOWN」に参加してみて下さい!

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