【レポート】西川町タウンミーティング「町のシンボルアートをつくる会」

今回は、世界経済フォーラムの傘下若手組織の「Global Shapers」の皆様からご提案いただいた、まちづくりの企画について、西川町民と一緒にディスカッションをしました。

目次

タウンミーティング/ワークショップの様子

今回のタウンミーティングでは、本プロジェクトを説明し町民からの意見を吸い上げる「タウンミーティング」と、実際にアート鑑賞などを行いアートがもたらす効用を実感してもらう「ワークショップ」を開催しました。

タウンミーティング

タウンミーティングでは、WEB3地方創生ねっと運営者でありGlobal Shapersである木田氏によって、企画の説明が行われました。その後企画に対する質問や、改善案などを西川町民からいただき、企画に対する合意形成を図っていきました。

ディスカッションでは

・実際に作成するアートのイメージ案
・アート作成イベントの開催時期や、共同開催するべきイベント
・町に及ぼしたい効果

など様々な意見をいただき、大変有意義な意見交流の場となりました。

ワークショップ

ワークショップでは、まずGlobal Shapersの繋氏と下山氏によって、アートの持つ役割やアート鑑賞の際の注意点、さらに実際に鑑賞するアートの説明などが行われました。

西川町長の皆さんには、実際にアート(写真内青い作品)を見ていただき、それに対する感想や感じたことなどをグループ内で共有していただきました。このグループ内共有では「人それぞれ、感じ方が違う」ということを理解してもらい、その後のディスカッションで他人の意見を受け入れやすい土台を創り上げました。

グループ内でのディスカッションが活発化してきた後、「西川町を漢字1文字で表すと何か」という議題で、ワークを行いました。

最終的には今回のアート制作で、どのようなテーマの作品を創り上げるべきかを念頭に置いていただき、「西川町のイメージ」「西川町の目指すべき姿」「西川町の未来」などの観点から様々な、感じを表現しました。

タウンミーティング/ワークショップを通じて

アート制作に馴染みのなかった町民の方も、企画説明・ワークショップを通じて、具体的なイメージの形成をすることができました。

またワークショップ内で行った「西川町を漢字1文字」での取り組みでは、

・高齢者:次の世代へ何を託したいか
・若い世代:今後どのような街を作っていきたいか

がはっきりと表現され、これから目指すべき町の姿、何を大切にしているか、などが改めて確認できた良い機会になったかと思います。

今回のワークショップで得られた知見をもとに、このアート制作プロジェクトをさらに磨きをかけていきたいと考えております。

【参考】今回ワークショップで企画の概要

西川町内にシンボルとなるような巨大アートを作成します。アートのコンセプトは、西川町でも大切にしている「つなぐ」です。

西川町民・関係人口・デジタル住民の人たちが実際に一緒にアートを作成し、物理的・精神的につながるアート制作を通じて「まちのつながり」の強化を目指します。

さらにみんなで大きなアートを作ることにより、西川町のシンボル的アートとなり、西川を通った人たちの関心を引き付けて活性化へと「つなぐ」ことを目的とします。

グローバルシェーパーズについて

Global Shapers Comunityは世界経済フォーラム(通称:ダボス会議)と連携した、次世代を担う若者が集まったコミュニティーです。世界の500か所、日本では6か所に組織を構えています。

世界が直面する重要な課題について、若い世代が中心となり対話・行動を起こし、世の中に変化を起こすことをミッションとした活動をしています。

リンクはこちら:https://www.globalshapers.org/hubs/tokyo-hub/

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