昨今では、地方自治体がNFTやWEB3を使って地方創生に取り組んでいることをご存知ですか?
愛媛県では、みきゃんNFTの事例やLLACの採用など有名な、取り組みが存在します!
そこで今回は、愛媛県で行われているWEB3・NFT地方創生事例について紹介していきます!
愛媛県のWEB3事例①:みきゃんNFT流通実証実験
愛媛県のデジタルシフト推進課は、2022年10月からDeNAやデジタルハリウッド松山分校と共にWeb3.0技術利活用の検証として「みきゃんNFT流通実証実験」を行いました。
今回の取り組みでは、県内外のクリエイター・高校生が作成したみきゃんのデジタルアートを愛媛県内の4つの会場で無料でNFTを取得できるようになっており、NFTの取得直後と取得後1ヶ月の2回のアンケートがおこなれる形で実施されました。
みきゃんNFTは実証実験期間中230人に合計604枚のNFTが配布され、NFTマーケットプレイス上でも二次流通が発生しました。
また、アンケートによると地域活性化に積極的な県民がNFTを取得していたことからも、行政として新しい技術に取り組み姿勢は住民を巻き込んだ地域活性化に繋がると推察されています。
愛媛県としては、関係人口を広げる手段としてNFTを活用するのは有効とみていますが、一方でウォレットの取り扱いや暗号資産の保有という面での法令的課題も見出した為、様々なところと連携し解決していく姿勢を見せています。
運営元 | 愛知県 株式会社ディー・エヌ・エー デジタルハリウッド松山分校 たてヨコ愛媛 |
公式サイト | https://www.pref.ehime.jp/index.html https://dena.com/jp/ https://school.dhw.co.jp/school/matsuyama/ https://tateyo.co/ |
愛媛県のWEB3事例②:ふるさと納税「LLACEふるさと招き〜今治〜」
愛媛県今治市は、2023年7月にNFTプロジェクト「Live Like A Cat」とのコラボNFTアート「LLACEふるさと招き〜今治〜」をふるさと納税の返礼品として取り扱いを開始しました。
この取組は愛媛県内で初めてNFTをふるさと納税の返礼品として取り扱いを始めた事例となりました。
このNFTの購入者は、今治タオルもセットで返礼品として受け取れます。
222個限定となっていたこのNFTは、寄付受付開始から即日で全てに寄付が集まりました。
運営元 | 愛媛県今治市 Live Like A Cat 株式会社あるやうむ |
公式サイト | https://www.city.imabari.ehime.jp/ https://llac.fun/ https://alyawmu.com/ |
愛媛県のWEB3事例③:県民参加型公式NFT
愛媛県は、愛媛新聞社・クリエイティブスタジオ(株)NUと共同でデジタルアートプロジェクトで生成された622枚の画像を愛媛県の公式NFTとして全て1MATICで販売を行っています。
このプロジェクトは、愛媛県内のWeb3.0リテラシー向上と機運醸成を図るためのものであり「ふやす、ひろげる。”みんなの空間” スマホdeワンアクション ~We are what we do~」というプロジェクトになっています。
参加者は、愛媛県内の約15箇所に備え付けられた2次元コードを現地で読みとり、写真を撮ると3次元のARリングを1個生成する事が出来ます。このリングがチェーンのように繋がっていくというものになっています。
運営元 | 愛媛県 愛媛新聞社 クリエイティブスタジオ(株)NU |
公式サイト | https://www.pref.ehime.jp/ https://www.ehime-np.co.jp/ |
愛媛県のWEB3事例④:メタ秋田xじゃこ天NFTを通じた愛媛県への寄付
株式会社メタ秋田は、2023年11月28日より、秋田犬 x じゃこ天NFTを通じた寄付の受付を開始しました。
この取り組みは、秋田県を愛媛県が助け合いともに発展していくことを願ったものです。
2023年11月に秋田県の佐竹知事が愛媛県の名物じゃこ天を「貧乏くさい」と発言したことをきっかけに勃発したじゃこ天騒動。両県民がじゃこ天ときりたんぽ鍋のセット販売など友好関係を深めています。
これを機にメタ秋田でも「秋田犬 x じゃこ天NFT」を展開しはじめました。
こちらのNFTを保有すると、メタ秋田で提供しているユーティリティを享受することが出来ます。
運営元 | 株式会社メタ秋田 |
公式サイト | https://akitainu-hozonkai.com/metaakita/ |
愛媛県のWEB3事例⑤:宇和島市×MetaSamurai
人気NFTコレクション”MetaSamurai“を運営する株式会社1SECとKDDI株式会社と地方創生を目的としたweb3プロジェクトが宇和島市でスタートします。
コラボレーションNFTを中心に市内の観光名所と連携したNFTの保有認証や、AR体験、デジタルスタンプラリーなどの体験をすることができます。
運営元 | 株式会社1SEC KDDI株式会社 宇和島市 |
公式サイト | https://www.uwajima-metasamurai.world/ |
愛媛県のWEB3事例⑥:宇和島市 特別体験NFT
KDDI株式会社は独自NFTマーケットプレイス「αU market」で宇和島城にまつわる特別体験ができるNFTを販売します。
NFTには6種類のグレードがあり、特別甲冑をまとって祭り参加体験や夜間の宇和島城場内ツアー、「お城インフルエンサー」による現地ツアーなど、それぞれで体験できる内容が変わってきます。
NFTは2024年3月8日発売でなくなり次第終了となります。
運営元 | KDDI株式会社 宇和島市 |
公式サイト | https://market.alpha-u.io/collections/uwajima |
愛媛県のWEB3事例⑦:今治市×LLAC デジタルスタンプラリー
今治市と「Live Like A Cat」プロジェクトは、2024年7月22日から9月30日まで、デジタルアートスタンプラリーを開催します。このイベントでは、参加者が市内の5つの指定スポットを巡り、QRコードをスマートフォンでスキャンすることで、LLACの特別デザインNFTを無料で入手できます。
NFTを5種類全て集めるとプレゼントが当たる抽選に応募可能で、参加者はデジタルアートと地域の観光名所を楽しむことができ、リアルとデジタルの両方で「今治ファン」の増加が期待されています。
今治市では過去ふるさと納税返礼品としてLLACオリジナルNFTとタオルセットを採用した事例や2024年にDiscordを活用した今治市のファンコミュニティ「デジばりー」を展開しています。
また、2024年秋には今治市内にコワーキングスペース「LLACハウス」がオープン予定です。
運営元 | 株式会社むらかみかいぞく 今治市 |
特設サイト | https://imabari.llac.fun/ |
愛媛県のWEB3事例⑧:ご当地アトムNFT
愛媛県はメタバース「XANA」上のNFTゲーム「NFTDUEL」において使用できる「ご当地アトムNFT」とのコラボを行いました。
このプロジェクトは、日本を代表するアニメキャラクター「鉄腕アトム」が日本全国のご当地とのコラボレーションによりゲームカードとしてNFT化し世界的に販売・配信を行うことで、日本各地の魅力や文化が詰まったNFTを資産として所持しながらもゲームを楽しんでもらうというものです。
今回のコラボレーションで愛媛県内の観光地や観光資源などを背景としたNFTアートが2024年9月中旬頃に販売予定となっています。
運営元 | 愛媛県 NOBORDER.z FZE 株式会社J&J事業創造 |
公式サイト | https://www.noborderz.com/ https://www.jjbd.co.jp/ |
愛媛県のWEB3事例⑨:聖地巡礼×デジタルスタンプラリー
株式会社THE FIVEは、愛媛県松山市を舞台とした劇場アニメ『がんばっていきまっしょい』の公開を記念し、ARスタンプラリーを実施します。ユーザーは松山市内のスポットを巡り、指定の6か所でスタンプを収集すると、コンプリート特典として作品オリジナルNFTが限定配布される仕組みです。
また、スタンプラリーはアプリ「XR City」を使用し、スマートフォンをかざすとキャラクターのAR映像や音声が現れる仕掛けが楽しめます。さらにエクストラエリアでは、作品ファンに向けた特別な掛け合いシーンも登場し、ARならではの体験を提供しています。この取り組みは2025年3月31日まで楽しむことが可能です。
運営元 | 株式会社THE FIVE |
公式サイト | https://dandanmatsuyama.com/ |
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愛媛県のWEB3・NFT活用事例 まとめ
以上が愛媛県のWEB3・NFT活用事例です!
みきゃんNFTなどの実証実験は地方創生だけでなく、NFT業界全体にとって大きなデータとなる取り組みでしたね!
ふるさと納税での地域貢献にも取り組んでいるので、他の道府県からの支援も受けやすくなっていると考えられます!
WEB3地方創生ねっとでは、今後このような取り組みが増えていくことを願っています!