NFTが人と人を繋ぐ。4700人の小さな西川町がweb3やAIで大きな志を実現

西川町NFTインタビュー01

山形県西川町と当メディア運営の株式会社ICHIZEN HOLDINGSがメディアパートナーとなったことをきっかけに、今回は町長の菅野大志さんにお話を伺います!

西川町インタビューは第3回に分けて構成されています。非常に面白い取り組みをされている自治体ですので、皆様是非全てご覧ください!

第1回「NFTが人と人を繋ぐ。4700人の小さな西川町がweb3やAIで大きな志を実現」←本記事
第2回「やりたいことが何でも出来る町!西川町に学ぶ、真の地域DAOの在り方
第3回「NFTは町の株価。町の強みを活かして価値の向上と新規NFT発行に挑戦!

今回第1回ということで西川町の特徴や課題を聞きながら、取り組んでいるNFT事業についてインタビューしていきます!

目次

人口減少が課題の西川町、関係人口の創出を目指す

ーーー(編集部)本日はよろしくお願いいたします!まずは読者に向けて、西川町がどんな町なのか教えてください!

菅野町長

はい!西川町は山形県の中央に位置する人口4700人の小さな町です。主力産業は観光と農業で、特に月山と呼ばれる山を中心とした産業が有名です。日本では珍しく4~7月に運営される夏スキーが見どころで、多くの観光客が訪れます!また、町に来た人にしか分からないですが「熱意とホスピタリティー」が自慢の町です!

ーーー(編集部)ありがとうございます!現在町が抱えている課題を教えてください!

菅野町長

やはり高齢化の町なので、人口減少が課題です。交通機関や医療機関を維持するために予算を捻出していますが、維持が大変で…稼がなければならないのですが、現状「月山」に頼り過ぎているのが課題です。それゆえスキーヤーから観光客のターゲットを変える必要があり、特に若者の移住を目標にしなければならないと考えています。

ーーー(編集部)なるほど!町長ご自身は、西川町をどのような町を目指しているのでしょうか?

菅野町長

先ほどの課題から目標として、関係人口を5万人まで増やすことを掲げています。そのために、町内会的な町づくりを心がけており、町内外の人たちを丁寧に「つなぐ」ことを意識しています!また意思決定のスピードと実行性もまた大切にしており、様々な取り組みをスピーディーに行える体制を整えています!

西川の良さが浮き出たNFT事業

ーーー(編集部)そのような計画の中、NFTの企画を行ったと思うのですが、具体的にどんな取り組みを行ったのでしょうか?

菅野町長

現在行ったNFTの企画は2つで、「デジタル住民票」「公園の命名権」をNFTとして発酵して販売しました!前者はNFTを保有することで、町の施設を無料で利用できる特典を得たり定期的に開催されるメタバース会議に参加することができます。後者は西川町長にある公園に名前を付けることができる権利をオークション形式で実行しました。

ーーー(編集部)NFTに目を付けたきっかけはなんだったのですか?

菅野町長

まずNFTなどに明るい町になるべきと考え取り組みを実行しました。西川町を知らなかったファン層を取り込むことが主な目的です。他にもAI謎解きアートやメタバースなど、若者が興味を持ちそうな試作を行い、関心を持ってもらえる取り組みを常に考えております。

ーーー(編集部)ここまで色々な技術を取り入れている自治体は見たことがなかったです…実際NFTを活用してみて良い効果や影響はありましたか?

菅野町長

めちゃくちゃありました!まずデジタル住民票。このNFTを保有している方たちからは、多くの提案を頂くようになりました!例えばAIアートを取得する観光ツアーを11月11日から実施するのですが、その企画はNFT保有者からの提案でした。他にも東京の不動前や三軒茶屋で実施したイベントの際にボランティアでNFT保有者の方に手伝ってもらえたり…まさに関係人口として理想的な繋がりを持てています!

ーーー(編集部)おお!NFT保有だけでなく、活動にまでつなげられているのは凄いですね!公園命名権の方はどうですか?

菅野町長

実はこの企画にはある目的があり…それは「西川町を応援してくれる人の限界値」が知りたかったんです(笑)そして実はNFTを落札した人は、1度しか西川町に来たことがなかった人だったんです!!!

ーーー(編集部)なんと!それは驚きですね!

菅野町長

その方は「西川町の人、ホスピタリティー」に感動したと言って、130万円で命名権を落札頂いたのです。公園自体は良い場所とは言えなかったのですが、町の人たちを評価していただいたことはとても嬉しいことでした。

ーーー(編集部)まさに冒頭で自慢とおっしゃっていた「熱意とホスピタリティー」が結果として、NFT事業の成功に繋がったんですね!素晴らしい!

菅野町長

町の役場には「つなぐ課」という部署があるんです。これからもつなぐ課を筆頭に、町民同士・町の人の方・企業、どんどん繋げていきます!

ーーー(編集部)是非私達もその輪に加えさせてください!他に、これから行いたいNFTの活動や、活かせそうな取り組みがあれば教えていただきたいです….!

菅野町長

実は西川町ってやりたいことを何でもやれる町なんです!これをデジタル住民を絡めながら進めたいなあと思っております…!

まとめ

今回の記事はここまでです!

やりたいことがなんでもできる…とても気になりますね!次回の記事では町長の発言をさらに深ぼって、西川町の取り組みを調査・分析していきます!

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