「日本の本物を、正当な価格で世界へ」SBIトレーサビリティが語る、熱い想いと導入事例

こちらの記事では、SBIトレーサビリティの取締役CTO齋藤さんと、林田さんにSHIMANAWAの裏側にある熱い想いと、実際の導入事例について語っていただいております。
前編では、SHIMENAWAの開発過程でのこだわった点など、サービスについて詳しく話していただいております。
ぜひ前編と合わせてご覧ください!

前編はこちら↓↓
NFC×ブロックチェーン「SHIMENAWA」が、模倣品対策とファン作りを同時に叶える仕組み

齋藤 陸
SBIトレーサビリティ

取締役CTO

インタビュイー

保険会社基幹システム開発、銀行向けスマホアプリ開発、国内スタートアップでのCRM開発を経て 、2022年 SBIトレーサビリティ株式会社 入社、SHIMENAWAアプリケーション開発に従事 。2023年 SBIトレーサビリティ株式会社 取締役CTOに就任 

林田 幸子
SBIトレーサビリティ

営業

インタビュイー

旅行会社にて地域と連動したツアーやイベントの企画・運営に携わる。SBIグループ会社等の人事を経て、2024年SBIトレーサビリティ株式会社入社。営業に従事

目次

努力が正しく届き、還元され、次のものづくりに

ーーー(編集部)SHIMENAWAにかける想いについて伺います。「真の価値を未来につなぐ」と掲げていますが、どのような課題意識から掲げられていますか?

SBI 齋藤

先にも述べた通りSHIMENAWAは、海外進出に挑む米農家との出会いから生まれました。

品質や安全性にこだわって作られた商品であっても、海外市場では「証明する手段」がなければ、一緒くたに評価されてしまう。模倣品や偽装品が出回ることで、誠実に努力している生産者のブランドが傷つけられてしまう。こうした課題に直面する生産者の姿を目の当たりにしたことが、このビジョンを掲げる原点です。

SBI

また、情報が氾濫する現代において、本当に価値あるものが埋もれてしまっているという課題意識もあります。誠実な事業を営む企業や、弛まぬ努力で質の高いものづくりをしている生産者が正当に評価され、その努力が次のものづくりに還元されていく。そんな循環を生み出したいと考えています。

サービス名称の「SHIMENAWA(しめ縄)」には、不純なものが入ることのできない聖域を隔てるという意味が込められています。偽装を防ぎ常に真実を届ける、生産者と消費者の信頼の基盤となることで、「真の価値」を未来につないでいきたいと考えています。

ーーー(編集部)生産者から様々な声を今まで聞いているかと思います。ヒアリングしている中で一番感じる課題感とSHIMENAWAが提供できるソリューションについて教えてください

SBI 齋藤

感じている課題感としては、生産者の皆さんに自分たちのものづくりの価値をもっと高く評価して欲しいこと、
そして弛みのない努力で生み出される、芸術作品とも言えるものたちの価値をきちんと伝えて欲しいということです。

お客様(蔵元)からお聞きした話ですが「海外に出した時にお酒の価格が低い、味は評価するがこれでは高級ワインと並べて出すことができないと言われた」というのです。

SBI

お客様にとっても衝撃的な体験だったそうで、それを機に値付けを改めたそうです。

正規品であること然り、商品・生産者情報然りSHIMENAWAがそのものの奥にある情報を伝えることによって、生産者の努力に見合う評価が得られる社会になればいいなと思います。

また、生産者の皆さんはあくまで作ることのプロですから、「伝える」部分については私たちがプロとしてしっかり支援していきたいと思っています。

ーーー(編集部)SHIMENAWAが実現したい世界観について教えてください

SBI 齋藤

作り手の努力が正しく届くこと。努力が還元されて次のものづくりに生かされていくこと。
 
これは水野さん(WEB3地方創生ねっと運営)が掲げられていた「良い人が得をする社会」と同じ思いだと思います。 
人々の趣向が多様化し、また個人対個人で売買ができる時代に差し掛かっていると思いますので、届けたい相手にダイレクトに作り手の言葉が伝わり、消費者も正しい情報をもとに誰かのではなく「自分の」お気に入りを選べるようになればいいなと思います。 

ブランド価値をSHIMENAWAで守る

ーーー(編集部)これまでに清水清三郎株式会社と「作 智」にSHIMENAWAを活用したとあります。どのように活用されているのでしょうか?

SBI 林田

「正規品」であることの証明はもちろん、お酒のコンセプトや工程、蔵のある土地のこと、杜氏の紹介といった「背景」情報を多言語で載せています。

国内はもちろん、日本酒について馴染みのない海外の方にも関心を持って飲んでいただけるよう工夫をしています。 

期間限定で酒ラベルNFTをつけたこともあり「作 智」のファンのエンゲージメントを高めるための取り組みとなっています。

ーーー(編集部)「作 智」は何がきっかけで誕生したのでしょうか?

SBI 林田

模倣品対策に加えて、本来売られているはずのないディスカウントストアで販売されていることに悩まれていました。(高値でも安価でも)
意図した価格で売られないこともまたブランド毀損につながるのです。SHIMENAWAは生産や流通のトレーサビリティ情報を載せることができるのでこの懸念点も払拭できることが導入のきっかけとなりました。

SHIMENAWA導入社のリアルな声:ブランド毀損の予防に

ーーー(編集部)「藤次郎 朔夜」は何がきっかけで誕生したのでしょうか?

SBI 林田

藤次郎株式会社にインタビューした上で、SBIトレーサビリティの林田が回答させていただいております。)

前提として、藤次郎株式会社様では貿易をやっており、売上高の4〜5割を海外が占めていました。 
ですが、海外市場での成長に伴って個人輸入や海外の通販サイトで模倣品が出回るようになってしまいました。
(※模倣品の問題があるのは主にアジア圏)

SBI 林田

一見本物と同じに見えるコピー品が作られていて、例えその業者を特定できても、すぐに場所を移してしまい捕まえられない状況でした。 

このような模倣品が出ると品質も違うため、藤次郎のブランドが崩れてしまい、売上減少につながると危機感を感じられていました。

そんな課題を抱える中、SHIMENAWAの話を聞いていただき、ブランド毀損の予防として導入を決めていただけました。 

SBI 林田

加えて、SHIMENAWAに期待されているのはNFCの技術を通じて、消費者の場所を追うことです。

これはまだ活用途上の認識ですが、今後よりデータを集めて様々なマーケティング等に活かしていきたいと考えられています。

ーーー(編集部)「SHIMENAWA」を導入後の効果や活用状況について教えてください

SBI 林田

今までは包丁の鞘につけられていましたが、新しくSHIMENAWAを内蔵したギャランティカードも使い始めました。 

SHIMENAWAを2シリーズ合計7商品に使っており、正規品証明として使っていることを藤次郎株式会社様からも発信していただいています。
 
直接の消費者の方からのフィードバックはもらえていませんが、海外代理店さんからはSHIMENAWAがついていることで安心して販売できるとお声をいただいています。 

ーーー(編集部)今後「SHIMENAWA」をどのように活用したいと考えていますか?

SBI 林田

現状は、購入いただいてもSHIMENAWAを読み取らないお客様もおり、導線を作ることが課題となっています。
 
有効的に読み取っていただける方法を考えていきたいです。 
1つの案としては、研ぎ直しの動画にアクセスさせメンテナンス方法を広めていくなど、役立つコンテンツの連携や、次の製品購入のきっかけを作るような仕掛けもしていきたいと考えられています。

ーーー(編集部)どのような方に「SHIMENAWA」をおすすめしたいですか?

SBI 林田

藤次郎株式会社様からは「模倣品に困られている方」にはおすすめできるという声を頂いています。

ーーー(編集部)ここまでありがとうございました!最後に自由に宣伝等あればお願いします!

SBI 齋藤/林田

模倣品・横流しの観点はもちろんですが、ブロックチェーン技術をブランドの確立やファンマーケティングにもお役立ていただけます。

誠実なものづくりを広く伝えたい思いをお持ちの方はぜひ一度お話させてください。

インタビューの前編はこちら↓↓
NFC×ブロックチェーン「SHIMENAWA」が、模倣品対策とファン作りを同時に叶える仕組み

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