第三回目フィールドワークレポート@真庭市|NFT体験セミナーの開催

株式会社ICHIZEN HOLDINGSは、岡山県真庭市と「NFTや3D等デジタル技術を活用した真庭市特有の自然・文化の保護及び持続的な活用」に向けた事業を展開しており、2024年2月に第3回目のフィールドワークを行いました。

過去第1回・第2回のフィールドワークレポートは以下よりご覧ください。

目次

岡山県真庭市とのNFTにおける協業について

今回のフィールドワークは、2023年5月に真庭市によって実施された「NFTを活用した地域資源活用事業実施業務」の公募プロポーザルによってWEB3地方創生ねっとを運営する株式会社ICHIZEN HOLDIGSが採択された事により、実施されています。

8月に第1回目、11月に第2回目のフィールドワークを実施しており、今回は3回目のフィールドワークとです。

1回目・2回目のフィールドワークを経て、企画である「まにわネイチャーDAO」の企画は固まり、今回のフィールドワークでは、「NFT体験セミナー」の開催や、蒜山自然再生協議会との実行に向けた協議を中心に実施しました。

今回3回目のフィールドワークで2023年度の業務は完了し、2024年度より実行に向けて動いていきます。

【第3回目】フィールドワーク全体図

2月のフィールドワークは、「真庭の方々の意見を取り入れ、企画をブラッシュアップする」というテーマのもと実施しました。

このテーマのもと、2月21日には真庭市のコワーキングスペース「修徳館」にて「NFTを1から学ぶ体験セミナー」を開催しました。また、セミナーに加え、「まにわネイチャーDAO」企画推進に向けて、蒜山自然再生協議会との協議を行いました。

これら以外では、これまでのフィールドワークでは視察することのできなかった「神庭の滝」や「旧遷喬尋常小学校」などを視察しました。

3回目のフィールドワーク全体を通しての所感・学び

3回目となった今回のフィールドワークでは、蒜山自然再生協議会との協議、NFT体験セミナー開催によって真庭市の方々と関わったことで、地域における興味関心、そして浸透方法について学ぶことができました。

NFT体験セミナーで感じた「新しい技術と地域活性化」

NFT体験セミナーに参加したほとんどの方は、NFT・暗号資産が初めてでした。しかしながら、セミナー内でNFTや暗号資産の仕組みや実例を紹介することにより、徐々に理解が深まり、私たちが企画した「まにわネイチャーDAO」に対してのフィードバックも多く頂けました。

私たちが考えていなかった視点、地域資源の提示もあり、中には自分でも企画を一緒に行いたいという声もありました。
この現象自体はNFTだから起きたというものではなく、新しい技術を取り入れて地域経済を活性化したいという思いの表れであると感じました。

接触回数とコミュニケーションの大切さ

蒜山自然再生協議会との協議においては、これまで第1回・2回・3回と全てのフィールドワークで関わる中で、徐々にNFT企画に前向きになっていただけました。

これはもちろんNFTに対する理解・期待が高まったという面もあると思いますが、接触回数という面の方が強いと感じています。県外から来たよそ者に対する地域住民の期待値というのはいきなり高くなるものではないかと思っています。

接触回数やコミュニケーションを重ねることで、はじめて地域の方々に事業や企画に協力していただきながら成功させることができると実感しました。

第2回・第3回のフィールドワークで密に協議を行えたこと、そしてセミナーを開催できたことは技術を理解してもらうこと以上に、NFTや企画を浸透させるために最も大切なコミュニケーションが図れたという点で非常に好感触を感じています。

NFTを1から学ぶ体験セミナー@修徳館の様子

「NFTを1から学ぶ体験セミナー」は、NFTやブロックチェーンという技術に関しての基本的なところから、実際にNFTを所有してみるという体験、地方創生・地域活性化におけるNFTやWEB3の使われ方、そして企画している「まにわネイチャーDAO」と4部に分けてセミナーを実施しました。

第1部:NFTとはどういうものか?

第1部では、NFTがどのようなものかというのを理解するための3ステップとして「①:インターネットの歴史とブロックチェーン」「②:NFTに関して」「③:ブロックチェーンの思想」を段階的にお話しました。

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第2部:NFTを実際に体験!

第2部では、メディアパートナーでもある「mooon」を活用して、NFTの取得体験をしていただきました。
そして、取得した上で認証を体験してもらうために「デジさと」におけるポイントやサイトのNFTゲート体験を行いました。

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第3部:地方におけるNFTの使われ方

第3部では、NFTがどのように使えるのかを知っていただくために、企業のNFT活用事例、地域においてNFT活用に関するメリット、日本全国の地方創生xNFT事例についてお話しました。

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第4部:まにわネイチャーDAO

そして第4部では、ここまで得た知見を踏まえて実施予定の企画である「まにわネイチャーDAO」についてお話し、皆様からのアイディアやフィードバックを頂きました。

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2024年度の実行に向けて

ここまで第1回・第2回・第3回とフィールドワークを実行し、企画立案に加えて実行に向けての協議や地域の方々とのコミュニケーションを図ってきました。

NFTという新しいデジタル技術を地域の自然や文化の保護並びに継承に向けて活用していけるこの企画。
第3回目で非常に感じた地域の方々とのコミュニケーションの大切さを踏まえ、2024年度ではより密にコミュニケーションをとりながら推進していければと思っております。

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