香川県では、WEB3・NFTを活用した地方創生の事例がいくつか存在します。
NFTやWEB3と地方創生となると親和性のないように思えますが、実はそんなことはありません。
実際に香川県で行われているWEB3・NFT×地方創生への取り組み事例を紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください!
香川県のWEB3事例①:KagawaNFTプロジェクト
アニメ・漫画の舞台となることが多い香川県。
そんな香川県では、アニメ・漫画の「聖地」を訪れる記念として、香川県の魅力的な風景や名物をNFTとして発行し、地方創生に貢献するプロジェクト、香川県アニメNFTプロジェクトが進んでいます。
「結城友奈は勇者である」「瀬戸の花嫁」「からかい上手の高木さん」など様々なアニメ・漫画が香川県が舞台となっています。
これまでに魔女の宅急便にも登場した小豆島のギリシャ風車がNFTアートになったり、からかい上手の高木さんの聖地と言われている土庄港のデジタルアートがNFTとして作られてきました。
2024年に名称を「Neo Ukiyo-e Japan」に変更して活動しています。
運営元 | 香川アニメNFTプロジェクト |
公式サイト | https://note.com/kagawanft |
公式SNS | https://twitter.com/NFTour_Kagawa |
香川県のWEB3事例②:琴平Community World
2023年2月香川県琴平町の観光名所を再現したメタバース「琴平Community World」がMetaMeにオープンしました。
琴平Community Worldでは、こんぴら狗と金刀比羅宮への参拝や、アート交流施設など香川県琴平町の観光名所をめぐることができ、地域の賑わいを創出する事を目的に構築されています。
運営元 | 香川県琴平町 株式会社Relic |
公式サイト | https://www.town.kotohira.kagawa.jp/ https://lp.metame.ne.jp/kotohira_cw https://relic.co.jp/ |
香川県のWEB3事例③:盆栽パトロンNFT(ふるさと納税)
盆栽パトロンNFTは2023年12月より高松市のふるさと納税返礼品として採用されました。高松市として返礼品NFTを採用することが初めての試みとなります。
高松市は松盆栽生産の国内シェア80%以上を占める高松盆栽が有名ですが、市場の縮小や後継者不足の問題から新たな試みとして「盆栽パトロンNFT」を発行しています。
このNFTを購入すると樹齢200年を超す黒松のパトロン(支援者)になることができ、特典として様々な体験や優遇を得られるコミュニティへの入場券を獲得することができます。
運営元 | 香川県高松市 北谷養盛園 |
公式サイト | https://bonsai-patron.my.canva.site/ |
購入サイト | https://www.furusato-tax.jp/product/detail/37201/6020390 https://item.rakuten.co.jp/f372013-takamatsu/t183-001/ |
香川県のWEB3事例④:男木島 聖地巡礼×NFT
シンシズモ株式会社は、香川県で「聖地巡礼」とNFTを組み合わせた地域活性化プロジェクトを開始します。参加者は7月25日より開催する「第三回男木島灯台サマポケ祭り」において、男木島などの観光スポットや聖地に設置されたQRコードをスキャンすることで、6種類のNFTを収集可能です。そのうち1種類は有料で提供され、収益は地域の課題解決に活用される予定です。
運営元 | NTT西日本 男木島観光協会 シンシズモ |
香川県のWEB3事例⑤:琴平町 地域おこし協力隊DAO
香川県琴平町は、2024年12月2日に地域課題解決と関係人口の創出を目指し、地域おこし協力隊とデジタルコミュニティ(DAO)を融合させた「地域おこし協力隊DAO」を四国で初めて導入しました。
この取り組みでは、デジタル技術に精通した協力隊員が中心となり、DAO(分散型自律組織)の仕組みを活用して地域外の人々とも連携。地域特産品のブランド化や観光資源のデジタルプロモーション、ふるさと納税の活性化など、多岐にわたる課題に取り組みます。
参加者は移住をせずとも、オンラインを通じて地域の課題解決に関わることができ、趣味やスキルを活かして地域貢献が可能です。
運営元 | 香川県琴平町 株式会社あるやうむ |
公式サイト |
香川県の有名なものから考えるWEB3の活用方法
ここまで徳島県のWEB3・NFTの活用事例を紹介してきました。
ここからはWEB3地方創生ねっととして徳島県におけるWEB3・NFTの可能性はどのようなものがあるかというのを徳島県の有名なものから考えていきます!
皆様も是非以下の中で掛け合わせ方を考えてみてください!
香川県の有名なものベスト10×WEB3・NFT
「47都道府県の魅力」を参考に、徳島県の有名なものランキング1位〜10位の中からWEB3・NFTの活用方法を考えていきます!
- 1位:讃岐うどん
- 2位:金刀比羅宮(こんぴらさん)
- 3位:瀬戸大橋
- 4位:オリーブ
- 5位:小豆島
- 6位:栗林公園
- 7位:日本一面積が小さい県
- 8位:うどん県
- 9位:満濃池
- 10位:ため池
香川県の有名なもの第1位:うどん×WEB3・NFT
香川県といえばまず思い浮かべるのが「讃岐うどん」ですよね!
人口一人あたり対するうどんの消費量、うどん屋の数で香川県は日本一とまさに「うどん県」としての知名度があります。
うどん×WEB3・NFTはすでに「さぬQN!」という、NFTプロジェクトが存在していますが、地域独自の取り組みとして行われたものはありません!
そこで活用方法として、かなり壮大なプロジェクトとなりますが香川県内にある全てのうどん屋を巡るNFTスタンプラリーはどうでしょうか?
2021年6月のデータでは香川県内にうどん屋は479件あり、この全てのうどん屋さんを巡ってもらうプロジェクトとなります。
この県内のうどん屋を制覇するイベントはこれまでに開催されたことがなく、実現すれば全国のうどんマニアが参加してくれることが期待できます。
またうどんを食べた証明としてNFTが使えるため、不正なども起きづらいというメリットもあります!
獲得したNFTの数によってうどんの割引券やトッピング無料などの特典をつけたり、全店制覇した人は香川県の観光協会が創った架空の県「うどん県」のデジタル知事になれる、というようなことも施策として行うことで県内外からの参加が見込めるのではないでしょうか?
この企画を実現させるためには香川県だけでなく、県内の全うどん屋さんの協力が必要となりるため再現性が低いですが、実現できれば日本で1番壮大なWEB3×地方創生のロールモデルとなるはずです!
他にも、うどん×WEB3・NFTの活用方法はたくさんあると思いますので、ぜひ皆様も一緒に考えてみましょう!
香川県の有名なもの第2位:オリーブ×WEB3・NFT
オリーブと香川県の歴史は深く、オリーブが県花・県木となっています。
県章のモチーフにまでオリーブが使われているほどです。
香川県では日本のオリーブの9割以上の生産量を誇ります。
特に瀬戸内海にある小豆島は日本で初めてオリーブの栽培に成功した島として有名で、現在でもオリーブ生産が盛んに行われています。
そんなオリーブとWEB3・NFTの活用方法ですが、オリーブの木のオーナー権をNFTとして販売することはどうでしょうか?
オリーブは栽培から収穫できる状態になるまで4〜6年ほどかかるといわれています。そこで先行してオーナーシップ権をNFTとして販売することでオリーブ生産者にキャッシュフローを生み出せるようになります。
またNFTとして販売することで、Dischord等のコミュニティに誘導しやすくなり、オーナーと生産者との間でコミュニケーションが密接に取れるようになります。
従来のオーナーシップ権ではオーナーになるものの、成長過程を楽しむということが難しいことがありましたがNFTと紐つけされたコミュニティを作ることで、所有者一人一人とコミュニケーションをとることが可能となります。
NFT所有者には、自身がオーナーである木からオリーブの収穫体験や実際にオリーブオイルを作れるといった体験価値を提供することで継続してオーナーになってもらうことも期待できるのではないでしょうか?
オーナーシップ権をNFTとして販売した例として徳島県で販売された牡蠣のオーナー権が参考にできます。
ここでは牡蠣50個が入ったゲージのオーナー権NFTが販売され、NFT所有者は1年後にこの牡蠣を受け取るといった内容になります。
牡蠣やオリーブを含め一次産業の商品には育成期間に収益が無く、出荷可能になるまで利益が確定しない課題があります。
この課題に対して、オーナーシップ権をNFTとして販売することで生産者は先行してキャッシュフローを作ることが可能となり、結果として持続可能なサイクルを生み出すことができるのではないでしょうか?
他にもオリーブとWEB3・NFTの活用方法はたくさんあると思いますので、ぜひ皆様も一緒に考えてみてください!
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ここまで記事を読まれた方は、香川県という場所でNFT・WEB3技術をどのように活用していくかという事について学ぶ事が出来たのではないかと思います!
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こちらの香川県のWEB3活用事例の記事及びWEB3地方創生ねっとは、WEB3技術の活用によって地方創生が盛り上がるよう日本全国のWEB3活用事例をまとめています。
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香川県のWEB3・NFT活用事例 まとめ
現在の香川県のWEB3・NFT活用事例は以上です!
アニメ、漫画の舞台になることが多いという、多くの人が認知している作品と豆知識を掛け合わせる取り組み方がとても面白かったです!
金刀比羅宮など有名な建造物とメタバースも相性が良いので、今後もこのような取り組みが増えていけば良いなと思います!